Love Machine PEDESTRIAN SHIP
Love Machine PEDESTRIAN SHIP
こんにちは。ライアン・ラブレースです。「ペデストリアンシップ」のデザインについて、基本的な要素や考え方を少しご紹介したいと思います。
このボードをシェイプするにあたり、ラスタ(デイブ・ラスタヴィッチ)のためにカスタムボードをシェイプしているような感覚で取り組みました。彼が過去に使用してきた要素を取り入れつつ、いくつか新しいアイデアを盛り込んでみました。
まずアウトラインについてですが、以前のモデル「ピギーバック」を基にしてアップデートしました。ボード全体のバランスを良くするために、ワイドポイントを少し前方に移動しました。ロッカーは程よい程度で、極端ではありません。全体的に均一な長いカーブを描いています。ただし、レールのロッカーはセンターのロッカーとは異なります。それは、中央の変わったチャンネルによるものです。
このチャンネルの役割は、レール・トゥ・レールのスピードを活かしつつ、ボードに大きな「リリース感」を加えることです。中央部分には非常に急で狭いVがあり、水流を足のアーチの下、つまりレール・トゥ・レールに誘導します。これによりボードは非常にルーズな動きを保ちながら、両サイドのフラット部分がスケートのようなスピード感をキープします。つまり、プラーニングスピード(滑走速度)を維持しながら、機敏でルーズな動きを実現しています。
さらに、チャンネルはボードの前方部分にも続いており、広くフラットなシングルコンケーブに繋がっています。これにより、ボードのセンターラインのロッカーを抑え、パドルのスピードを上げ、前足の下で強い加速感を感じられるようになっています。
デッキ形状については、比較的フラットで特に派手な部分はありません。ただし、レールに向かってしっかりとした傾斜をつけて、厚みを保ちながらもレールの感度を高めています。レール自体は70/30のダウンレールで、レトロなスタイルとモダンなショートボードのレールの間を繋ぐようなデザインにしました。十分に柔らかさがあり、パワーを持たせつつ、下部には適度なエッジがついているので、水面の上をスケートするような感覚を楽しめます。
また、このボードで特にユニークな点として、「アシッドテスト」のために黒い線(パラボリックストリンガー)をレールに取り入れたことがあります。これにより、ノーズからテールにかけてのフレックス(しなり)だけでなく、ボード全体のひねりを調整しています。これによって、通常のストリンガーでは得られないダイナミックなフレックスパターンを実現できます。このようなフレックスは、カーボンレールでも可能ですが、今回は手元にあったブランクを使いました。このデザインは、デイブが最も気に入ってくれたポイントの一つだったと聞いて、とても嬉しく思いました。
総じてこのボードはパフォーマンスフィッシュとして設計されています。クラシックなキールフィッシュではなく、パフォーマンスショートボードの代替版に近いものです。それでも、水面をスケートするようなフラットさとボリュームを持ちつつ、ラウンドした形状と引き締まったテールでポケットにも入れるデザインです。
少しでも分かりやすく伝わっていると嬉しいです。それでは、ありがとうございました。楽しんでください!!
ライアン
オーダー可能サイズ
-5'7 x 18 3/16 x 2 3/8 (25.6L)
-5'8 x 18 9/16 x 2 7/16 (27.13L)
-5'9 x 18 13/16 x 2 7/16 (28.03L)
-5'10 x 19 x 2 1/2 (29.19L) - RASTA'S
-5'11 x 19 1/4 x 2 1/2 (30.36L)
-6' x 19 7/16" x 2 9/16 (31.33L)
-6'1 x 19 11/16 x 2 9/16 (32.44L)
-6'2 x 19 7/8 x 2 9/16 (33.58L)
-6'3 x 20 1/8 x 2 5'8 (34.75L)
-6'4 x 20 5/8 x 2 11/16 (37.3L)
低在庫:残り9個
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